試験・学習法・学習計画

JLPTに合格するには

総合点だけでは合格できません

日本語能力試験(JLPT)のN2では、合格点を10点上回る100点を取っても不合格になることがあります。得点区分ごとに基準点があり、ひとつの区分が届かないだけで、総合得点がいくら高くても合格できないからです。2025年12月の試験では、受験者の3人に2人が不合格でした。このガイドでは、採点のしくみ、レベル別の学習時間、研究で効果が確かめられた学習法、試験日から逆算した学習計画を解説します。数字にはすべて出典を示しています。

公的資料・研究論文など27件の出典に基づく(2026年9月23日更新)

JLPTが定める5つのレベル

  1. N1

    幅広い場面で使われる日本語を理解できる

    ニュアンス

  2. N2

    日常的な場面に加え、より幅広い場面で使われる日本語をある程度理解できる

    仕事

  3. N3

    日常的な場面で使われる日本語をある程度理解できる

    自立

  4. N4

    基本的な日本語を理解できる

    日常生活

  5. N5

    基本的な日本語をある程度理解できる

    基礎4

2025年のJLPT応募者数(7月・12月試験の合計、過去最多)678
194万
2026年7月試験の応募者数(速報値、7月試験として過去最多)9
94万3,671
2025年12月試験の認定率(全レベル合計)8
33.9%
143か国・地域の教育機関で日本語を学ぶ人の数(国際交流基金「2024年度 海外日本語教育機関調査」)18
400万

試験を知る

JLPTで問われる力

JLPTが測るのは、読む力と聞く力です。得点は0〜180点の尺度得点で示され、得点区分ごとに基準点があります。以下の5つの原則を知れば、何をどう学ぶべきかが見えてきます。フラッシュカードに取りかかる前に、まず押さえておきましょう。

実施時期
年2回、7月上旬と12月上旬に実施されます。次回は2026年12月6日(日)です。海外では年1回だけの都市もあります。11
得点
0〜180点です。得点区分はN1〜N3が3つ、N4・N5が2つです。2
測る技能
読解と聴解のみです。会話や作文の試験はありません。3
認定書
有効期限なし3
受験料
国内は7,500円です。海外では各実施機関が定めます。1612
  1. 測るのは読む力と聞く力だけ

    JLPTには会話や作文の試験がありません。JLPTのCEFRレベル参考表示でも、話す・書くといった産出や、やりとりの力は含まれないと明記されています。問題はすべてマークシート方式の多肢選択です。選択肢から正しい答えを選ぶ力は問われますが、自分で答えを書いたり話したりすることはありません。310

  2. 得点は正答数ではなく尺度得点

    JLPTの得点は、正解した問題の数をそのまま数えたものではありません。項目応答理論に基づく尺度得点を採用しており、どの問題に正解したかが得点に反映されます。そのため、実施回が違っても結果を比較できます。3

  3. すべての区分に基準点

    JLPTに合格するには、総合得点が合格点に達し、同時に各得点区分で基準点に達している必要があります。N1〜N3の基準点は、3つの区分それぞれ60点中19点です。N4とN5では、言語知識・読解が120点中38点、聴解が60点中19点です。ひとつでも届かなければ、総合得点にかかわらず不合格になります。2

  4. 公式の語彙リストはない

    2010年の改定以降、JLPTは語彙・漢字・文法のリストを公開していません。覚えた量ではなく、言葉を使う力を測ることを目的としているからです。インターネット上の「N3の単語リスト」などはどれも推定で、Aaronsanのものも例外ではありません。3

  5. 過去問は1回分まるごとは非公開

    JLPTは、過去の試験問題を1回分そのまま公開することはしていません。『日本語能力試験公式問題集』(2012年)と『同 第二集』(2018年)には、2010年以降に実際に出題された問題をもとに、各レベルほぼ1回分が収められています。公式サイトでは問題例も無料で公開されています。それ以外では、時間を計って解く模擬試験が本番にいちばん近い練習になります。313

得点と認定率

レベル別の合格ライン

2025年、N4以上のレベルで合格したのはおよそ3人に1人でした。その理由は、下の表を見るとわかります。2025年の2回の試験について、公式の試験時間、合格点、区分別基準点、認定率をまとめました。

得点は180点満点。認定率は太字が2025年12月、下段が2025年7月1278
レベル試験科目と時間合格点区分別基準点認定率
N1
  • 言語知識(文字・語彙・文法)・読解:110分
  • 聴解:55分
100 / 1803区分とも各60点中19点29.8%2025年7月:28.0%
N2
  • 言語知識(文字・語彙・文法)・読解:105分
  • 聴解:50分
90 / 1803区分とも各60点中19点33.0%2025年7月:33.9%
N3
  • 言語知識(文字・語彙):30分
  • 言語知識(文法)・読解:70分
  • 聴解:40分
95 / 1803区分とも各60点中19点31.2%2025年7月:38.0%
N4
  • 言語知識(文字・語彙):25分
  • 言語知識(文法)・読解:55分
  • 聴解:35分
90 / 180言語知識・読解120点中38点、聴解60点中19点34.6%2025年7月:36.8%
N5
  • 言語知識(文字・語彙):20分
  • 言語知識(文法)・読解:40分
  • 聴解:30分
80 / 180言語知識・読解120点中38点、聴解60点中19点50.2%2025年7月:50.8%

成績書類に記載されるCEFRレベル

2025年12月の試験から、合格者の成績書類(国内は「合否結果通知書」、海外は「日本語能力試験 認定結果及び成績に関する証明書」)には、総合得点に応じたCEFRレベル参考表示が記載されています。N1〜N3では、合格点すれすれで合格すると1段階下のレベルになります。たとえばN2に95点で合格した場合、表示はB2ではなくB1です。あくまで参考表示であり、合否には影響しません。10

  • N1100〜141点B2142点以上C1
  • N290〜111点B1112点以上B2
  • N395〜103点A2104点以上B1
  • N490点以上A2
  • N580点以上A1

レベルを選ぶ

どのレベルを受けるべきか

JLPTには、いちばんやさしいN5からN1まで、5つのレベルがあります。レベルごとに、どんな文章が読め、どんな話が聞き取れるかの目安が定められています。目指したいレベルではなく、今の実力から選びましょう。

  • N5

    基礎

    かなと数百語を覚えたあとの最初の目標

    読む
    ひらがな・カタカナと基本的な漢字で書かれた、定型的な語句や文、文章
    聞く
    教室や身の回りなど日常のよくある場面で、ゆっくり話される短い会話から必要な情報を聞き取る
  • N4

    日常生活

    日常の基礎。身近な話題のゆっくりした会話や短い文章

    読む
    基本的な語彙や漢字で書かれた、身近な日常の話題の文章
    聞く
    日常的な場面で、ややゆっくり話される会話
  • N3

    自立

    教科書の日本語から、生活の日本語へ進む段階

    読む
    日常的な話題について、具体的な内容を表す文章
    聞く
    やや自然に近いスピードのまとまった日常会話を、登場人物の関係も含めて理解する
  • N2

    仕事

    多くの企業や大学が求めるレベル

    読む
    論旨が明快な新聞や雑誌の記事・解説、平易な評論
    聞く
    日常的な場面に加えて幅広い場面で、自然に近いスピードの会話やニュース
  • N1

    ニュアンス

    ニュース、講義、社説など、高度な仕事・学術の日本語

    読む
    新聞の論説や評論など、論理的にやや複雑な文章や抽象度の高い文章
    聞く
    幅広い場面で、自然なスピードの会話、ニュース、講義

各レベルの説明は、JLPT公式の「認定の目安」を要約したものです。43

JLPTにはレベルごとの受験条件がありません。N5を受けずに、N4から受けることもできます。JLPTは、認定の目安を読み、問題例を解いてみることを勧めています。Aaronsanの目安では、問題例が楽に解けるなら、1つ上のレベルを目指すのがおすすめです。ただし2026年は例外があります。日本国内の試験は原則として中長期在留者と特別永住者に限られるため、短期滞在者は海外で受験することになります。31317

在留資格や資格試験、日本での就職にレベルが必要な場合は、進路ごとの要件をまとめた在留資格ガイドをご覧ください。 JLPTを受ける理由は?

学習時間

合格までにかかる時間

JLPTは現在、学習時間の目安を公表していません。最後に公式の目安が示されたのは、2009年まで実施されていた旧試験のときです。現在のN5で約150時間、N4で300時間、N2で600時間、N1で900時間とされていました。今でも、これ以上に確かな目安はありません。

旧試験(2009年まで)の公式基準と、対応する現在のレベル5
現在旧試験学習時間漢字語彙
N54級150時間約100約800
N43級300時間約300約1,500
N32010年に新設目安なし目安なし目安なし
N22級600時間約1,000約6,000
N11級900時間約2,000約10,000
上の学習時間を毎日続けた場合にかかる期間
レベル1日15分1日30分1日60分
N5150時間約20か月約10か月約5か月
N4300時間約3.5年約20か月約10か月
N2600時間約6.5年約3.5年約20か月
N1900時間約10年約5年約2.5年

大切なのは量より継続です。1日30分でも、1週間で3.5時間になります。間隔をあけて復習すると、週末にまとめて長時間学ぶよりも、ずっと長く記憶に残ります。

語学学校も独自の目安を公表していますが、その数字は学習者によって大きく変わります。東京のある日本語学校は、N1までの一般的な学習時間を1,050〜1,270時間、漢字の知識がまったくない学習者では3,900〜4,500時間と見積もっています。平均値よりも、母語や漢字を読めるかどうかのほうが大きく影響します。21

米国務省の外交官研修機関(FSI)は、英語を話す外交官にとって日本語を最も難しい言語のひとつに分類しています。仕事で使えるレベルまでの目安は88週、授業時間にして約2,200時間です。ただしこの目標には話す力も含まれており、JLPTでは測られません。20

Aaronsanでは、学習時間を1日10分・15分・20分・30分から選べます。新しいカードはそれぞれ1日8枚・12枚・16枚・24枚です。復習はいつも最初に出るので、忘れかけている内容に優先して時間を使えます。

学ぶ内容

レベル別に求められる知識

2010年以降、JLPTの公式リストは存在しません。ここに挙げた数字はすべて目安です。旧試験の基準と、Aaronsanが各レベルで教える項目の実数を並べました。

AaronsanのJLPTコースで学ぶ項目数(2026年9月23日時点)。N5からの累計
レベル語彙漢字文法項目フレーズ模擬試験の問題数
N51,065計1,065103計10381292225
N41,269計2,334183計286131298190
N32,986計5,320344計630112379210
N22,496計7,816362計992186367198
N14,440計12,2561,605計2,597178366210

旧試験では大まかな目安が示されていました。現在のN5で漢字約100字・語彙約800語、N4で300字・1,500語、N2で1,000字・6,000語、N1で2,000字・1万語です。JLPTは2010年にリストの公開をやめ、暗記の量ではなく言葉を使う力を測ると強調しています。35

参考までに、一般の社会生活で使う漢字の目安である常用漢字は、2010年11月から2,136字です。N1の読解では、その大部分が使われます。19

全レベルと9つの専門分野を合わせて、Aaronsanには2,093デッキ・85,934枚のカードがあり、そのうち208枚がかなのカードです。介護、接客、ITなど専門分野の語彙は、上の表には含めていません。

読み返すより、思い出す練習を。詰め込むより、間隔をあけて。どちらもお金はかかりません。難しいのは、それを毎日続けることです。

数十年におよぶ記憶研究の要点2224

学習法

研究で効果が確かめられた方法

記憶の研究では、数十年にわたって学習法の比較が続けられてきました。とくに効果が高いのは、自分をテストすることと、復習の間隔をあけることの2つです。一方で、広く使われていても効果の低い方法があります。以下では、研究の結果とAaronsanでの取り入れ方を並べて紹介します。

  1. 読み返すより、思い出す

    研究でわかっていること

    2006年の古典的な研究では、文章を読んだあとにテストを受けた学生のほうが、2日後にも1週間後にも内容をよく覚えていました。読み返した学生が上回ったのは5分後のテストだけで、しかも自分の記憶に自信を持っていたのは、読み返した学生のほうでした。2013年に10種類の学習法を比べたレビューでも、練習テスト(検索練習)は「有用性が高い」と評価されたわずか2つの方法のひとつでした。2225

    Aaronsanでは

    どのカードも、答えを見せる前に解答を求めます。選ぶ、入力する、聞き取る、声に出す。見覚えがあることと、覚えていることは違います。

  2. 復習の間隔をあける

    研究でわかっていること

    317件の実験をまとめたレビューでは、一度にまとめて学ぶより、時間を分けて学ぶほうが効果が高いという結果が出ています。2008年に1,350人以上を対象にした研究では、覚えておきたい期間が長いほど、最適な復習の間隔も長くなることが示されました。Aaronsanが使うオープンソースのスケジューラーFSRSは、1万人のフラッシュカード利用者による約7億2,700万件の実際の復習データで、忘れるタイミングの予測精度が検証されています。232426

    Aaronsanでは

    AaronsanはFSRSですべてのカードの復習日を決め、解答の採点も自動で行います。間違えたカードは早めに出題され、正解したカードは次の復習が先に延びます。次の復習が21日以上先になったカードを、定着したとみなします。

  3. マーカー引きと読み返しに頼らない

    研究でわかっていること

    同じ2013年のレビューは、読み返し、マーカー引き、記憶術のキーワード法を「有用性が低い」と評価しました。効果が小さいか限られており、キーワード法では時間とともに効果が薄れました。25

    Aaronsanでは

    Aaronsanでは、単語リストを問題の形で出題します。覚え方の手がかりや例文が表示されるのは、解答したあとです。あくまで補助であり、思い出す練習の代わりにはしません。

  4. 聴解は毎日鍛える

    研究でわかっていること

    聴解はどのレベルでも独立した得点区分で、独自の基準点があります。読解の点数が高くても、聴解の不足は補えません。本番では、音声の速度を落とすことも聞き直すこともできません。2

    Aaronsanでは

    すべての単語に音声があり、聞こえた言葉の意味を選ぶ710のデッキもあります。聞き流しプレーヤーでの学習も、毎日の連続記録に数えられます。

  5. 聞いた音をまねる

    研究でわかっていること

    シャドーイングは、音声を少し遅れて追いかけながら繰り返す練習です。2016年の教室での研究では音の聞き取りが向上し、下位グループでは聴解力も伸びました。ただし小規模な研究で、対象は英語を学ぶ日本の学生でした。有望ではあるものの、効果が証明されたわけではありません。27

    Aaronsanでは

    シャドーイングのデッキでは、手本の文を聞いて繰り返します。発音評価では、単語ごとに100点満点でスコアが出ます。JLPTの点数を直接上げるものではありませんが、試験では測られない話す力を補えます。

  6. 本番と同じ条件で練習する

    研究でわかっていること

    テストを受けると、まだ身についていない部分が見えてきます。読み返しているだけでは、そこに気づけません。JLPTは全レベルの問題例を公開しているので、出題形式に戸惑う必要はありません。2213

    Aaronsanでは

    各レベルに模擬試験があります。時間を区切って解き、音声は1回しか流れません。180点満点で採点し、すべての区分の基準点も確認します。結果には、次に取り組むべき区分が示されます。

学習計画

試験日から逆算する学習計画

目標とする試験日から逆算して計画を立てましょう。手順はどのレベルでも同じで、変わるのは中盤の長さだけです。

  1. 1日目

    準備

    レベルと受験回を決める

    公式の認定の目安を読み、問題例を解いてから、7月か12月かを選びます。計画には余裕をもたせましょう。上の表の数字は平均であり、保証ではありません。413

  2. 受付が始まったらすぐ

    準備

    早めに申し込む

    申し込みは、各国・地域の実施機関を通じて行います。受付は通常、試験のおよそ3か月前に始まり、定員があります。日本国内では、2026年12月6日の試験の受付が8月24日に始まり、予定の締切(9月7日)より4日早い9月3日に終了しました。JEESは、会場の収容人数によっては受付を早めに締め切る場合があると、事前に案内していました。公式サイトの一覧で受験地を確認し、受付開始から数日のうちに申し込みましょう。1217

  3. 最初の数か月

    数か月

    毎日少しずつ土台を固める

    まずはかなから始め、そのあと漢字、語彙、文法を毎日少しずつ進めます。週末にまとめて長く学ぶより、毎日の短いセッションのほうが効果的です。忙しい日も、復習だけは続けましょう。

  4. 中盤の数か月

    数か月

    復習を学習の中心に

    カードが増えるにつれて、セッションに占める復習の割合も大きくなります。これは、しくみが正しく働いている証拠です。最適な復習の間隔は覚えておきたい期間が長いほど広がり、試験日はまだ数か月先かもしれないからです。24

  5. 試験の8〜10週間前

    直前期

    時間を計った模擬試験を始める

    1〜2週間ごとに、模擬試験を通しで受けましょう。総合得点だけでなく区分ごとの得点を確認し、基準点に近い区分に時間を多く割きます。2

  6. 最後の2週間

    直前期

    詰め込まずに仕上げる

    毎日の復習は続けながら、新しい内容のペースを落とします。本番と同じ時間帯に、最後の模擬試験を通しで受けましょう。聞き流しでもかまわないので、日本語は毎日耳に入れておきます。

  7. 試験当日

    試験当日

    時間配分を意識する

    受験票をはじめ、実施機関が指定する持ち物を忘れずに用意します。読解では本文より先に設問を読み、1問に時間をかけすぎないようにしましょう。N1では、語彙・文法・読解が110分のひとつの時間枠にまとまっています。聴解では迷わずすぐに答えを選び、次の問題へ進みます。1

  8. 約2か月後

    試験後

    結果を読み解く

    7月試験の結果は8月下旬、12月試験の結果は1月下旬に、インターネットで確認できます。合格者の成績書類にはCEFRレベル参考表示が記載され、認定書に有効期限はありません。数点差で届かなかった場合も、区分ごとの得点を見れば、どこから立て直せばよいかがわかります。15103

よくある失敗

JLPTで不合格になる6つのパターンと対策

いちばん悔しいのは、防げたはずの不合格です。失敗にはいくつかの決まったパターンがあり、それぞれに対策があります。

  1. 総合得点だけを見て、区分を見ない

    100点で不合格になったN2の例を思い出してください。全体の正答率だけを見ていると、足を引っ張る区分に気づけません。とくに聴解は、どのレベルにも独自の基準点があるのに、本やフラッシュカード中心の学習ではいちばん後回しになりがちです。2

    対策 区分ごとに成績を記録し、最初の週から毎日聞きましょう。

  2. 読解で時間が足りなくなる

    N1では、語彙・文法・読解が110分のひとつの時間枠にまとまっています。一語ずつ読んでいると、最後の文章まで手が回りません。1

    対策 模擬試験を通しで受けて時間を計り、本文より先に設問を読みましょう。

  3. 当日はじめて出題形式を知る

    JLPTの問題形式には特徴があります。漢字の読みを選ぶ問題、文の要素を並べ替える問題、短い発話への適切な応答を選ぶ問題などです。本番ではじめて出会うと、時間も自信も失います。13

    対策 公式の問題例に取り組み、時間を計った模擬試験を少なくとも3回受けましょう。

  4. 合格点ぎりぎりを目指す

    合格点ぎりぎりの実力では、当日少し調子が悪いだけで届かなくなります。また2025年12月からは、成績書類に記載されるCEFRレベルも得点で決まります。N2なら95点でB1、112点でB2です。10

    対策 模擬試験では、合格点を20点ほど上回る余裕を目指すことをおすすめします。

  5. 復習をやめてしまう

    フラッシュカードを1週間休むと復習がたまり、次のセッションが壁のように感じられます。

    対策 毎日の最低ラインを小さく決めておきましょう。Aaronsanでは、どのセッションでも新しいカードより先に復習が出ます。

  6. 申し込みが遅れる

    定員には限りがあります。日本国内では、2026年12月試験の申し込みが予定より4日早い9月3日に締め切られました。海外でも、人気の会場はすぐに満席になることがあります。17

    対策 実施機関の受付開始日を控えておき、初日に申し込みましょう。

Aaronsanの役割

試験日から逆算して作ったアプリ

Aaronsanの役割はひとつです。試験日までに、そのレベルの漢字、語彙、文法、聴解を長期記憶に定着させること。アプリにできないことも正直にお伝えしたうえで、以下の機能はすべてこの目的のためにあります。

  • N5はすべて無料

    N5のすべてのデッキ、ひらがなとカタカナ、かなの書き取りと発音評価を無制限で、期間の制限なく使えます。N4〜N1はプレミアムで利用できます。

  • スケジュール管理は不要

    何をいつ復習するかはFSRSスケジューラーが決め、解答の採点も自動で行います。アプリを開けば、復習すべきカードがもうそろっています。

  • N5からN1まで、一貫したコース

    2,093デッキ・85,934枚のカードを、ひらがな、カタカナ、漢字、語彙、文法、フレーズの順に学びます。各レベルの最後には模擬試験があります。

  • すべてのカードに音声

    すべての単語に音声があり、710の聴解デッキやシャドーイングに加え、通勤や家事の合間に使える聞き流しプレーヤーもそろっています。

  • 本番と同じ条件の模擬試験

    全レベルに模擬試験があります。時間を区切ったブロック、180点満点の得点、基準点のチェック、受験履歴まで確認できます。

  • 自己申告ではなく、実力で示すレベル

    Aaronsanがレベルを合格とみなすのは、3つの条件がそろったときだけです。そのレベルの十分な量が記憶に定着していること、記憶の保持率が保たれていること、そしてそのレベルの模擬試験に合格していることです。

  • 漢字を手で書く

    漢字をなぞったり、何も見ずに一画ずつ書いたりできます。JLPTで手書きは問われませんが、字を書くと形の似た漢字を見分けやすくなります。

  • やめどきがわかる

    ミスが続くと、エネルギーゲージが休憩を提案します。疲れた頭での復習が当てずっぽうになる前に、ひと息つけます。解答はカード1枚ごとに保存されます。

  • ひとつのアカウントで、どの端末でも

    Web、iPhone、Androidで学習の進み具合が同期されます。電車で始めた復習の続きを、机でそのまま進められます。

  • 意味は母語で

    アプリは7言語に対応しています。単語の意味は英語だけでなく、フランス語からベトナム語まで、それぞれの母語に翻訳されて表示されます。

始める前に、すべての画面を見てみませんか。 Aaronsanガイドを読む

よくある質問

JLPT合格についてのよくある質問

短い回答と、それぞれの出典をまとめました。

JLPTの各レベルに合格するには何時間必要ですか?

JLPTが公式に示した最後の目安は、2009年までの旧試験のもので、N5で約150時間、N4で300時間、N2で600時間、N1で900時間です。漢字の知識がない学習者向けには、語学学校がより長い目安を公表しています。米国務省の外交官研修機関(FSI)は、仕事で使える日本語までに2,200時間の授業を見込んでいます。平均値よりも、出発点の違いのほうが大きく影響します。52021

3か月でJLPTのN5に合格できますか?

一定のペースで続ければ可能です。旧試験の公式目安である約150時間は、3か月なら1日約1時間40分、1日1時間なら5か月に相当します。最初の数週間でかなを覚え、毎日聞く練習をすることが鍵になります。5

N5から受ける必要がありますか?

いいえ。JLPTにはレベルごとの受験条件がなく、受けたいレベルに直接申し込めます。世界的には、日本語を母語としない人なら誰でも受験できます。ただし日本国内の2026年の試験は、原則として中長期在留者と特別永住者に限られています。317

JLPTに会話や作文の試験はありますか?

ありません。JLPTには会話や作文の試験がなく、CEFRとの対照も読む・聞くの2技能だけが対象です。仕事で話す日本語が必要なら、別に練習しましょう。310

総合得点は合格点を超えていたのに、なぜ不合格なのですか?

どれかの区分が基準点に届かなかったためです。基準点は、N1〜N3では各区分60点中19点、N4とN5では120点中38点と60点中19点です。基準点は、総合得点にかかわらず適用されます。2

JLPT対策にはどの教材を使えばよいですか?

公式の教材リストはなく、過去問の全体も公開されていません。多くの学習者は、『げんき』や『みんなの日本語』などの総合教材と、『新完全マスター』『日本語総まとめ』『TRY!』などの試験対策シリーズを組み合わせ、暗記には毎日の間隔反復を使っています。実際の出題形式を知るには、過去の問題から作られた『日本語能力試験公式問題集』と『同 第二集』が役立ちます。313

アプリだけでJLPTに合格できますか?

アプリだけでは足りません。2013年に代表的な10種類の学習法を比べたレビューで「有用性が高い」とされたのは、自分をテストすることと間隔をあけることの2つだけで、よいアプリはその両方を実践できます。ただし試験では、長文を読み通す力や文法の確かな理解も求められます。Aaronsanに加えて、読解の練習、教科書や授業、時間を計った模擬試験を組み合わせましょう。25

JLPTの結果はいつ出ますか?認定書に有効期限はありますか?

7月試験の結果は8月下旬、12月試験の結果は1月下旬にインターネットで確認できます。書類はその後郵送され、海外ではさらに時間がかかります。認定書に有効期限はありませんが、企業や学校によっては最近の結果を求められることがあります。153

JLPTはどこで、どうやって申し込みますか?

国や都市ごとの実施機関を通じて申し込みます。実施機関の一覧はJLPT公式サイトに掲載されており、日程、受験料、定員は実施機関ごとに異なります。日本国内の受験料は7,500円で、申し込みはインターネットで行います。2026年の国内試験は、原則として中長期在留者と特別永住者に限られています。121617

コンピューターで受けるJLPTはありますか?

2026年9月時点ではありません。JLPTは今もマークシート方式の紙の試験で、コンピューター版の予定も発表されていません。コンピューターで受験するのは、一部の在留資格で認められている別の試験、JFT-Basicです。3

障害のある受験者への配慮はありますか?

あります。障害や病気、けががある受験者は、点字冊子や拡大文字冊子、試験時間の延長、別室での受験、補聴器の使用などの配慮を申請できます。申請は、各実施機関の締め切りまでに必要書類を添えて行います。14

N1やN2に合格すれば、日本語が流暢といえますか?

そのレベルの日本語を読んで、聞いて理解できることの証明にはなります。ただし、試験で測られない話す力や書く力については何も示しません。成績書類のCEFRレベル参考表示でも、N1の上限はC1で、それも142点以上の場合に限られます。1020

出典

リンクは2026年9月23日に確認しました。

  1. 1

    日本語能力試験(国際交流基金・日本国際教育支援協会) · 試験科目と試験時間

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    国際交流基金 · 2024年度 海外日本語教育機関調査 · 2025年9月3日 · 日本語

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ご注意

Aaronsanは独立した学習アプリです。JLPTを運営する国際交流基金および日本国際教育支援協会(JEES)とは提携しておらず、承認や後援も受けていません。

試験日、受験料、規定は変更されることがあります。申し込みの前に、必ずJLPT公式サイトと各地の実施機関で確認してください。

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